ジムに通って半年になるけれども、思ったよりも体に変化がなくてモチベーションが下がっている方はいませんか?

効率のよいボディメイクを行なっていたとしても、結果が出るには時間がかかるものです。

今回は、トレーニングで筋肉を発達させるのに不可欠な原則に触れた上で、トレーニング効果が現れるにはどのくらいの時間がかかるかを解説していきます。

筋トレの効果はいつからでてきるのか?諦めるな。歩みを止めるな。

まず、筋トレをするものが絶対に知らないといけない原則を知りましょう。

    ただ闇雲にトレーニングを行なっても、筋肉は発達しません。

    ここでは、トレーニングを行う上で必ず頭に入れておかなければならない5原則について紹介します。

    効果的なトレーニングを行うための5原則

     漸進性の原則

    1つ目は漸進性の原則です。

    漸進性の原則とは、運動の強度を少しずつ高めていくようにトレーニングするということです。

    ジムに半年通ったにもかかわらず、使用するウエイトが一切変わっていないという場合は、この原則をクリアしていないことになります。

    トレーニングをする際は、前回より1kgでも重いウエイトを扱ったり、1回でも多くの挙上目指したりすることが必須です。

    これにより、体は新しい刺激に適応しようとします。

    ある地点から10kg重いウエイトを扱えるようになれば、体はそれ相応の発達をしていることになります。

    全面性の原則

    2つ目は全面性の原則です。

    これは、ある部位や種目に偏ったトレーニングをするのではなく、満遍なく全身を鍛えましょうという原則です。

    例として、胸の筋肉と背中の筋肉の関係が挙げられます。

    胸の筋肉は腕を前方に突き出して物を押すときに使われます。

    一方で、背中の筋肉は腕を後方に引くときに使われます。

    このように反対の作用を持つ筋肉を拮抗筋と言います。

    この拮抗筋の片側ばかりを鍛えると、体のバランスが崩れ、怪我を引き起こす原因となります。

    また、下半身のトレーニングはきついために避ける人が多いと思いますが、強い下半身が伴ってこそ、上半身の種目でも強い力が発揮できます。

    必ず全身をくまなく鍛えることが重要です。

    意識性の原則

    3つ目の意識性の原則は、トレーニングをするにあたっての気持ちの持ち方についてです。

    ただ漠然とトレーニングをするのではなく、自分の理想とする体や理想とする人物を思い描き、それに向かってトレーニングした方が効果が上がるということです。

    また、重量や回数の目標を毎回設定して、それをクリアするようにトレーニングを積み重ねていくことも意識性の原則に当てはまります。

    別性の原則

    4つ目の個別性の原則は、人それぞれの状態に合わせたトレーニング法があるという内容です。

    多くの初心者は、理想とする人物の行うトレーニングを真似る傾向にありますが、これは実は非常に危険を伴います。

    体が大きく発達すれば、当然、トレーニングでの強度も上がり、体への負担も大きくなります。

    そのようなトレーニング法を、初心者が憧れから取り入れてしまうと、身の丈に合わないため怪我をするリスクが高くなります。

    また、怪我をしなかったとしても、自分の許容量を超えたトレーニングを続ければ必ずオーバートレーニングになります。

    人と比べることも重要ですが、まずは自分に合ったトレーニング強度とボリュームを探るようにしましょう。

    反復性の原則

    5つ目の反復性の原則とは、トレーニングは繰り返し行うことで効果が出るという意味です。

    ジムに週1回しか行かない人よりも、週2回行く人の方が結果が出やすいと思われます。

    また、ジムに行くたびに行う種目を変えることもこの反復性の原則に反します。

    ある種目に習熟してトレーニング効果が得られるようになるためには時間がかかります。

    一度種目を決めたら、3ヶ月程度は続けてみた方がよいでしょう。

      自分自身で変化に気づくまでどのくらいかかる?

      トレーニング効果に自分自身が気がつくのにかかる時間は、およその目安として3ヶ月程度と考えればよいと思います。

      筋肉はトレーニングを行なったからといってすぐには発達しません。

      毎回のトレーニングの積み重ねによる効果が蓄積して、その結果に気づくのが3ヶ月程度だと思ってください。

      ただし、減量を目的としたトレーニングの場合はこれより早く成果が出ます。

      筋肉を増やすよりも脂肪を減らす方が簡単であるため、トレーニングを初めて1ヶ月程度でも、体重やウエストの減少を体感できるはずです。

       周りが変化に気づくまで

      次に周りが変化に気づくまでですが、これも減量目的とそうでない場合で異なります。

      減量目的の場合、顔の脂肪やお腹周りの脂肪はすぐに減り始めるため、早ければ1ヶ月程度周りから「痩せた」と言われることもあるかと思います。

      一方で、筋肉を付けて体がガッシリとしてきたことに気付いてもらいたいという場合は、最低でも6ヶ月程度は必要です。

      自分の体は毎日見ているために、少しの変化でも気付きますが、頻繁に見る機会のない周りの人に気づかれるほどの変化をするためにはそれ相応の努力が必要です。

      また、服を着ていても体の変化が分かるようにするためには、1年程度のトレーニング期間が最低でも必要です。

      筋トレの効果はいつからでてきるのか?諦めるな。歩みを止めるな。まとめ

      今回は、体を継続的に発達させていくために不可欠な5つの原則に触れました。

      トレーニングをする際は、必ずこの原則を頭に入れるようにしましょう。

      また、トレーニング効果がどの程度で現れるかについても解説しました。

      自分自身で変化に気付いたとしても、周りがそれに気付くとは限りません。

      周りの人に「変わったね」と言われるためには、並々ならぬ努力が必要だということも理解しておくと、ジムに通い続ける動機ができると思います。

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